横須賀版 掲載号:2019年9月27日号 エリアトップへ

アートと書道を融合させた「笑道家」として活動する 照道さん(吾妻 照代さん) 久里浜在住 34歳

掲載号:2019年9月27日号

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筆と心の赴くままに

 ○…墨と筆で描いた、一見絵や文字のような独特の表現技法を用いた書道アート「笑道」。見た人を思わず笑顔にさせることから名づけられた。自ら世界初の「笑道家」を名乗り、ファンを増やそうと近年活動を本格化させている。「書を見て笑顔になってくれる方や、笑道で人を笑顔にさせたいと思う仲間が増えてくれたら嬉しい」。温もりを感じる作品からは、そんな生みの親の人柄がにじみ出る。

 ○…出身は岩手県。口数少なく常に控えめで、今でも不意に訛りが出ることも。「笑道」の基となる書道との接点は、小学生の頃に少しだけ習った程度。中学生以降、筆に触れることはなかった。高校卒業後、自衛隊への入隊を機に横須賀へ移り住み、結婚を経て退官。以来2児の母として日々子育てに奮闘している。

 ○…何気ないことが転機となった。自宅で偶然手にした筆ペンを気ままに走らせていると描くことの楽しさを再発見。その後、事あるごとに筆を執り、手紙や贈り物のメッセージとして絵にも見える文字で言葉を綴ると、相手から「心がほっこり癒される」と喜ばれたことが嬉しくなり、誕生したのが「笑道」だ。「笑道にはお手本がない。心の中で表現したいことを絵や文字を通して自由に代弁するもの」。可能性は未知数だ。

 ○…現在は横須賀市内を中心に、店舗の看板やのれんのロゴ制作などを生業としている。活動は紙の上だけにとどまらず、木の枝を用いた影絵やチョコを画材とした作品など幅広い。近い将来、大きな作品やパフォーマンスを手掛けることを夢見る。「パソコンや携帯電話の普及で減っている、気持ちを込めて描くことの楽しさに気づく機会を増やしていけたら」。肩ひじ張らず気の向くままに、今日も筆を走らせる。

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