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横須賀・三浦 トップニュース経済

公開日:2020.03.20

横須賀商工会議所
商店が地域の主役
空き店舗で「集いの場」づくり

  • 利用客と会話を楽しめる距離感

 横須賀商工会議所は、増え続ける空き店舗の対策として、「まちの寄(やどりき)」づくり事業に取り組んでいる。店舗営業を通じて地域コミュニティの創出を促進するオーナーなどの開業を支援する。今年度は4つ事業者が認定を受けている。

 同事業は、住民の憩いの場となる店舗の出店を促進することで地域活力の維持を図る狙い。趣旨に賛同する事業者を同商議所が教育機関、行政と連携して開業支援する。出店希望者は物件の情報提供を受けられるとともに、横須賀市の「空き店舗出店促進事業補助金」(上限50万円)を活用できる。このほか、住民ニーズの調査やマーケティングなどで学生のサポートが得られる。

 業種の限定はなく、ビジネスとして成立するか否かを同商議所が事業者の提出する出店計画書から判断する。

 東逸見町に昨年9月、認定第1号店としてオープンした「居酒屋 伏見」。店主の田代貢介さんは、元フレンチシェフ。「生まれ育った地元を元気にしたい」と出店を決めた。カウンタースタイルの居酒屋ながらフレンチメニューも味わえる。今後は学生と一緒にイベントなども行っていくという。

消費者の声を聞く場所

 公郷町の「川合材木店」は3月26日(木)、現事務所の向かい側にレンタルルーム=写真=をオープンする。近隣の子育て世代にキッズスペースとして利用してもらうほか、英会話教室などを展開していく。スペースの半分は、本業である住宅リフォームの展示場として活用。原田政博さんは「遮音壁や断熱材の効果を試せる手づくりキットを用意。エンドユーザーと接点を持つきっかけの場としていく」と話した。

 このほか同事業の認定を受けたパソコン教室「みらいの木」が久里浜に、写真教室やアート展示を行う「Studio Koshinaka Masahito」が上町に近くオープンする。

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