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横須賀・三浦 意見広告

公開日:2020.08.21

市政報告
端末「1人一台」のその先へ
活用に向けた準備を加速せよ

 横須賀市立の小中学校、特別支援学校すべてで児童生徒用のPCやタブレットを年度内に整備することが、今月4日の議会で決まりました。

 端末を利用すると、プリントや黒板のみで行っていた授業の効率が上がるだけでなく、子どもたち同士で教え合い学び合う協働学習が実現します。有事の際のオンライン授業や不登校児童生徒の学びの保障の面でも有用であり、私も導入を強く主張してきました。

 ただPCやタブレットは、導入したから直ちに教育水準がアップする魔法の道具ではありません。実は導入に向けた準備や活用方法こそ、本市の教育を大きく左右する大事な要素となります。

 授業で積極活用したいという意向から、PCを一斉整備する学校を前職時代に何例も見てきました。しかしその中には上手く活用できず、むしろ授業の質が下がってしまうケースもあります。セキュリティが厳しすぎるあまり前に進まない学校、運用が各教員任せになって足並みが揃わない学年、操作がわからず生徒に教えてもらう教員など様々ですが、共通しているのは事前に柱となる活用方針やルールを決め切れていないことが要因となっています。

 教員をサポートする支援員の存在も鍵を握ります。支援員と協力しながら教育を受ける児童生徒側の目線に立った研修をしていくことが必要不可欠となるでしょう。

 これまで他都市に大きく後れをとってきたハード面の整備は、ついに全国標準に追いつきます。ここから先、現場の声に寄り添ったリーダーシップを教育委員会に期待します。

竹岡 力

横須賀市ハイランド1-32-15

TEL:080-6787-3219

https://www.takeokachikara.info/

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