神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
横須賀版 公開:2020年12月18日 エリアトップへ

浦賀ドック周辺地 「住重」が市に無償寄付 造船所跡の一部、来年3月締結

社会

公開:2020年12月18日

  • LINE
  • hatena
1899年完成のドライドック。底部分から撮影
1899年完成のドライドック。底部分から撮影

 横須賀市の上地克明市長は今月11日、住友重機械工業株式会社旧浦賀工場内にある国内最古級とされるレンガドックを含む周辺部の土地を同社から無償で寄付を受けると発表した。来年3月末の締結をめざす。活用方法については、産業遺産であるドックの展示を中心とした集客施設を想定しており、具体的な方向性を庁内で検討する。浦賀の再生に明かりが灯り、地域からは希望の声が広がった。

 市長就任以来、同社との信頼関係構築に努めてきたという上地市長は、この日の記者会見で「クリスマスプレゼントが届いた」と喜びを表した。市が主導的に行っていた浦賀国際文化村構想や浦賀港周辺の整備計画を白紙にし、レンガドックの歴史的価値を後世に残して欲しいと伝えたことで事態が動いたと説明した。

 全体の敷地面積約9万9千平方メートルの内、寄付を受けるのは西側の約2万7千平方メートルの部分。今年2月に同社から打診を受け、4月に正式決定の方針が伝えられた。

 上地市長は自身が掲げる「海洋都市構想」の中核に位置付け、レンガドックを中心とした保存活用の方針策定を急ぐ。同社が所有する残りの土地については、連携を密にして、市の意向を理解してもらえる約束を取り付けているとした。

 郷土史研究家でレンガドックなどの近代産業遺産に明るい山本詔一氏は、「ドックの心臓部であるレンガのポンプ室跡など貴重な資料を活かした展示を期待するとともに、近代国家を成立させるための役割を担った造船技術の物語を市と力を合わせて伝えていきたい」と期待を話した。
 

本まぐろ直売所

4/26~5/6は休まず営業、毎月第2・4土日は特売日!

https://www.yokosuka-honmaguro.com/

<PR>

横須賀版のトップニュース最新6

「酒場巡り」夜の経済活発化

SAKEフェス

「酒場巡り」夜の経済活発化

汐入・中央エリア60店規模

4月26日

不用備品メルカリ出品

横須賀市

不用備品メルカリ出品

リユース推進や障害者支援

4月26日

スペース活用で創業応援

安浦町

スペース活用で創業応援

時間貸しのカフェ・オフィス

4月19日

「市民開放エリア」整備

横須賀火力発電所

「市民開放エリア」整備

音楽ライブやスポーツ利用

4月19日

官民連携で食糧支援

横須賀市

官民連携で食糧支援

規格外野菜を子育て世帯へ

4月12日

「最後の海軍大将」を偲ぶ

長井

「最後の海軍大将」を偲ぶ

私設図書館に井上成美ゆかり品

4月12日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 4月26日0:00更新

  • 4月19日0:00更新

  • 4月12日0:00更新

横須賀版のあっとほーむデスク一覧へ

コラム一覧へ

横須賀版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月26日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook