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2021年「横須賀」展望 経済・観光活性に期待感

経済

掲載号:2021年1月1日号

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横須賀の中心地、中央地区でも再開発事業や商店街活性化の取り組みが進む
横須賀の中心地、中央地区でも再開発事業や商店街活性化の取り組みが進む

 2021年はこの数年間、横須賀市が進めてきたいくつかの大型事業が竣工する。全国的な式典の開催や人の交流、観光発信、教育環境の整備など明るい話題も多い。6月には、市長選も控えている。今年1年の市の動きや注目のトピックを紹介する。

観光拠点「つなぐ」

 今年は、横須賀市が進める「ルートミュージアム」の動きが本格化する。市内をひとつの博物館に見立て、歴史・産業遺産や観光拠点の周遊を促す事業で、ヴェルニー公園に近代遺産ガイダンスセンターが開設される。ここを拠点に、猿島砲台跡や千代ケ崎砲台跡など「サテライト」と呼ばれる関連施設をつないでいく。

 昨年12月に市への無償提供が決まった浦賀ドックも「サテライト」のひとつ。市では保存活用の方針策定を急いでおり、昨年開設300周年を迎えた浦賀奉行所と合わせて、かつての「海の玄関口」の再興に期待が寄せられている。

元気な商店街

 コロナ禍で地域経済の停滞が懸念される中で、市内の商店街では、賑わい創出と消費を喚起する事業が進められている。国の施策の「GoTo商店街」や市の商店街振興事業を活用し、各地域の特色を活かした企画が準備中だ。

 市政では、上地克明市長が7月に4年の任期を終える。現時点では出馬の意向を示している人はいないが、すでに市長選の日程が決まっており、6月20日告示で投開票は6月27日に行われる。

 今夏の東京五輪の出場を控えているのがセーリング女子RS:X級(ウインドサーフィン)の須長由季選手(田浦町在住)。市を挙げて応援団が結成され、昨年末に活動資金が手渡された。競技日程は7月25日から。江の島ヨットハーバーを会場に、活躍が期待されている。

給食、観光拠点、公園整備次々と
 

   「中学校給食」8月に開始

現在、小学校のみで実施されている「完全給食(主食・おかず・牛乳を提供)」が今夏、市内の中学校で実現する。導入方法については、学校内に給食施設を新設する「自校方式」なども検討されたが、生徒数の減少や整備管理のコストなどを検証し、平作小学校跡地に給食センター(共同調理場)を設置することになった。

 センター開設地は市域の中央に位置し、久里浜田浦線に面する立地で、市内の中学校23校へ40分以内に配送する。施設の延床面積は約4000平方メートルで平屋建て。1日約1万食を提供することができる。センターでは一定量の米を備えておくため、災害時の備蓄米として活用でき、炊き出しなどの応急給食に対応することも想定しているという。

 旧学校施設は2019年度内に解体されており、現在は、新施設の建設が進んでいる。工事については新型コロナの影響もあまり受けておらず、提供開始は予定通り夏休み明けに合わせて、8月下旬となる見込み。

観光ガイダンスの中核施設

 横須賀市が進める「ルートミュージアム構想」の中核施設となるのが、ティボディエ邸。1870年ごろに建てられた旧横須賀製鉄所副首長官舎で、東日本最古の洋風建築物と言われる。戦後、米海軍敷地内にあったが、2004年に解体され、部材は市が保管。市内では軍港資料館の設置に関連した議論の中で、再建を求める声が高まっていた。

 建物をそのまま復元することは難しいため、市は横須賀の近現代史や横須賀発祥の産業技術を映像やパネルで紹介する「観光ガイダンスセンター」の機能を持つ施設として、ヴェルニー公園内に新設。同邸の外観イメージを再現し、室内は当時の部材や内壁のレンガを展示する。開館は5月ごろとなる予定で、市では隣接地に飲食・土産施設を運営する民間事業者誘致を計画しているほか、この中核施設と市内の軍事遺産などをつなぐ新たなツアーの造成、シェアレンタサイクル、観光タクシーの活用なども検討している。

半島の豊かな自然を全国発信

 昨年2月、市に伝えられた朗報が「全国『みどりの愛護』のつどい」の開催地の決定だった。

 市では1972年に、みどりの保全と緑化の推進を掲げた「緑地条例」を制定。全国でも先駆的な取り組みで、2021年が中核市移行20周年の節目にも重なることから、緑化を将来に継承するとともに、地域の魅力を再認識する機会として、開催会場を誘致。三浦半島地域の豊かな自然の魅力や、歴史文化を全国に発信する機会とする方向だ。

「つどい」の会場は中央公園と横須賀市文化会館で、日程や内容は新型コロナの状況を見ながら調整するとしている。同公園は現在、「平和・文化・歴史」をコンセプトにリニューアル工事中で、園路広場の整備・バリアフリー化などが進められている。   
また、1992年に同園に設置された平和モニュメントは、老朽化により昨年撤去。同じ場所に新たなモニュメントを新設しており、公園の工事と合わせて今年度末に完成する予定だという。

給食センターの全体イメージ図
給食センターの全体イメージ図
ティボディエ邸の外観を再現
ティボディエ邸の外観を再現
園路や植栽などのリニューアル工事が進む=12/21撮影
園路や植栽などのリニューアル工事が進む=12/21撮影

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