「カラテドリームフェスティバル2020全国大会」中学1年生女子重量級で優勝した 斎藤 絆菜(はんな)さん 大矢部在住 13歳
”努力の空手”で頂点へ
○…コロナ禍に見舞われた今年度は思うように稽古が出来ず、開催に漕ぎつけた大会でも自身が納得のいく試合が出来ていない中、やっと掴み取った日本一のトロフィー。「『絶対に勝つぞ』という強い自信を持ち続けて試合に挑めた。決勝では最近負け続けていたライバルに競り勝ち、素直に嬉しい」。重いローキックで相手を崩し、ハイキックで決めるのが得意な勝ちパターン。まだ表情に幼さは残るが、にわかに浮かれず前を見据える眼光からはすでに武道家としてのオーラが感じられる。
○…空手を始めたきっかけは街で何気なく目にした1枚のチラシ。5歳からスタートし、現在は根岸町の飛馬道場で日夜稽古に励んでいる。「今まで飽きることもなく、空手が楽しくて仕方ない。中学生になってからは稽古で学んだポイントを家に帰ってから紙に書き出し、頭でしっかりと理解して自分のモノにするようになった」。こうした一面を双子の姉は「努力家」と評価する。「天才肌の姉に努力家の妹と、姉妹揃って空手界では既に有名。素直に実力が出せれば東日本で三本指に入る実力の持ち主で、まだまだ伸びる」と師範は期待を寄せる。
○…今月からは大矢部中2年生。授業にバレー部の活動、道場での空手稽古、さらにこれからは徐々に高校受験に向けた勉強も始まろうとするなど、遊ぶ時間はあまりない。だが「稽古はずっと続けていかないと身につかない」と雑念も一切ない。課題だというパンチの速さを鍛えるため、現在はミット打ちに力を入れて稽古中。「1日1日を大切にして課題を一つずつ潰し、高校卒業までには3位止まりの全国選手権大会大会『JKJO』でも念願の優勝を飾りたい」。夢に向けブレはない。
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