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横須賀・三浦 文化

公開日:2021.06.04

横須賀沖にイルカ出現
イワシ追って辿り着いたか

  • 海面から背ビレを出して泳ぐイルカ=(株)トライアングル提供

 「横須賀沖でイルカが泳いでいる」という目撃情報が先月から相次いでいる。

 YOKOSUKA軍港めぐりの案内人を務める泉谷翔さんもその姿を見た1人。先月15日、ボートに乗って趣味の釣りを楽しんでいた際に、猿島の手前にある三つ磯周辺で遭遇した。珍しい光景を記録しようと、慌てて動画を撮影。体長約2m、時折海面からヒレを出す背中が10m先で確認できた。種類は「カマイルカ」とみられる。泉谷さんは「まるで水族館にいるようで感動的だった」と興奮気味に語った。この模様はYou Tube「TRYANGLE TV」で紹介している。

 約2週間後の28日には、千葉県金谷沖でも東京湾フェリーの乗組員によってイルカが目撃されており、SNSで写真がアップされている。

 観音崎自然博物館で海洋生物を調査する山田和彦学芸部長によれば「カマイルカは元々温暖な海には生息しないが、最近横須賀沖でイワシの群れが目立つようになったことから、この餌を追って泳いでいるうちに偶然辿り着いたのでは」と分析している。

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