横須賀・三浦 トップニュース文化
公開日:2021.08.13
横須賀美術館
作品解説 スマホで楽しむ
ガイドアプリ「ポケット学芸員」導入
横須賀美術館(鴨居4の1)で先月から、ミュージアム展示ガイドアプリ「ポケット学芸員」が導入されている。展示作品の紹介や解説を無料で閲覧できるアプリで、同館では「より深い観賞・見学体験に役立ててほしい」と話している。
これは都内のシステム会社が開発した無料のスマートフォンアプリで、作品を画像や音声で紹介するもの。一般的に、美術館や博物館では学芸員らによる展示解説や端末による音声ガイドサービスなどを実施しているが、運営コストなども課題となっているという。「ポケット学芸員」は、その役割に代わるもので、全国で104施設が導入している。神奈川県内の美術館では初めてで、同館では、開催中の第2期所蔵品展から24点、谷内六郎『週刊新潮 表紙絵』展の6項目の作品解説と作家略歴・作品画像を閲覧することができる。
導入の経緯について同館担当者は「作品の解説はパネルや作品カードなどで提供しているが、掲示や配布など限界があった。このアプリは多言語(英語)の解説もあり、外国人観光客にも対応できる」と説明する。同館では、SNSや動画などを活用した作品解説や施設のPRに力を入れており、今回のアプリもその一環。「来館時の利用で作品を深く理解してもらうのはもちろん、自宅などでもアートに触れる機会を増やし、美術館来館のきっかけになれば」と期待する。
今後は、3期の所蔵品展で10作品の掲載を追加、展示替えなどに合わせて、閲覧できる件数を増やしていくという。
アプリはAPP StoreもしくはGoogle Playの「ポケット学芸員」をダウンロード。同館以外に、全国の美術館・博物館ページも無料で閲覧できる。県内ではほかに、神奈川県立歴史博物館・ニュースパーク(日本新聞博物館)・大和市つる舞の里歴史資料館・あつぎ郷土博物館が導入している。
演劇部生徒が音声で紹介
作品の音声解説に参加しているのが、市立横須賀総合高校演劇部、1・2年の生徒5人。「美術への理解を深めて、若者や来館者に親しみを持ってもらいたい」と依頼した。谷内六郎の表紙絵作品6項目でそれぞれ1分から1分半程度の音声ナレーションを担当。生徒たちは「伝わりやすい速度を意識して話す大切さを知った。貴重な体験になった」と感想を述べた。
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