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横須賀・三浦版 公開:2021年8月27日 エリアトップへ

湘南鷹取2丁目自治会 道路美化で国交大臣賞 花あふれる街の活動評価

コミュニティ文化

公開:2021年8月27日

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メンバーたちで鷹取中の正門前に植栽した花
メンバーたちで鷹取中の正門前に植栽した花

 湘南鷹取2丁目自治会は8月2日、多年にわたるゴミの清掃や除草、花植え活動などが評価され、国土交通大臣表彰を受賞した。1958年から毎年8月に実施されている「道路ふれあい月間」に合わせ、道路交通の安全や道路愛護などの活動において、特に功績が顕著な民間の団体または個人に贈られているもの。今年度は全国から96団体、個人5人、神奈川県内からは5団体が選ばれた。

ポイ捨てゼロ”癒しの空間”へ

 横須賀市北部の高台に位置する湘南鷹取エリア。以前は、山の傾斜地に空き缶やレジ袋に詰めたゴミを投げ捨てる人が後を絶たず、街の景観を損ねていた。

 「自分の街を自分の手できれいにできないか」と立ち上がったのが同自治会メンバー。ゴミが散乱する場所の多くは市の所有地で立ち入ることが出来なかったため、2005年10月から道路や公園などの公共用地を清掃するグループを支援する「まちかど里親制度」を利用した。市から箒や鎌、ゴミ袋を借り、大人の背丈ほどまで繁茂していた草木を取り除く作業から開始。その後、鷹取中学校の正門前に延びる道路沿いに、マリーゴールドやニチニチソウといった色彩豊かな花を植栽。費用は自治会費から捻出している。湘南鷹取2丁目第3公園付近では季節ごとに楽しめるアジサイや皇帝ダリアなどを管理するほか、会員が手作りしたテーブルとベンチを設置し、今では地域住民の”癒しの空間”として親しまれている。

 額に汗するメンバーたちの姿に賛同者も増え、現在約40人で活動。週1〜2回のペースで自主的に参加している。手入れの行き届いた街にゴミを捨てる人は少なくなったという。

 藤島紀雄会長は「大変光栄な表彰を受けたことは我々の励みになる。華やかな街を維持すべく、次世代にバトンをつなげていきたい」と話した。

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