メタルバンド「GALNERYUS(ガルネリウス)」でキーボードを担当、作曲家としても活動する YUHKIさん 市内在住 51歳
メタルへの熱量が原動力
○...今春、YouTubeで公開した「SouthernBreeze」。秋谷の海岸でショルダーキーボードを奏でる姿があった。「久しぶりの個人作品、せっかくだから目の前の海で撮りたかった」。発足から20年のメタルバンド「GALNERYUS」のほかソロやコンポーザーとして広く活動する。
○...幼少期、学生時代を藤沢・逗子で過ごした。両親の影響でよく耳にしていたのはクラシック。そんな少年に衝撃を与えたのはハードロックの代表格、ディープ・パープル。激しいリズムとクラシカルな旋律に引き込まれ、ギターを始めたが思うように弾けず、家にあったピアノで「耳コピ」。これがキーボードプレイヤーへの第一歩だった。独学で腕を磨き、学生時代はコピーバンドを組んでいたが、海外メタルが全盛期を過ぎたこともあって興味を失い、5年くらい音楽活動とは距離を置いていた。
○...社会人だった25歳の時、父を亡くした。思い出を振り返ると、厳格だった父に褒められたのがピアノの演奏だった。再び鍵盤に向かうと作曲にも取り掛かり、バンド活動を再開。対バンで出会ったのが「GALNERYUS」。メジャーデビューのタイミングで加入し、メタルの本場、ヨーロッパでのツアーも叶った。熱狂的な歓声に「まさか、夢が現実になるとは。"続ける"ことの大切さを感じた」
○...逗子の実家から横須賀に転居して5年。「場所にとらわれず、作業に集中できる」。気分転換に近くの野山を散策することも。いつしか地元への愛着も芽生え、「発信したい人の手助けや音楽の輪を広げたい」と思い描く。そして、いつかこの街でもライブを。「バンド、演奏が好き」という熱量が自身を走らせてくれている。
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