横須賀市は、中央地域から浦賀地域を中心とした観光周遊の強化に乗り出す。黒船艦隊が浦賀沖に姿を見せた史実や江戸時代に台場が築かれた千代ヶ崎砲台跡、明治に建造されたレンガ造りの浦賀ドックなどを前面に押し出してアピールする。民間事業者と連携して、期間限定でバスや電車などの交通網を充実させるほか、浦賀周遊船も運航する。
市は、横須賀に点在する歴史資産や観光拠点をサテライトに位置付け、周遊ルートを提示して市内全体を丸ごとミュージアムとして楽しんでもらう「よこすかルートミュージアム」と名付けた観光施策を展開している。
今秋は、浦賀を中心とした東エリアの観光活性化にテコ入れする。「MEGURU PROJECT」と題して、観光バス、ラッピング電車、クルーズ船などの交通事業者と連携して周遊を促す。具体的には、京浜急行バスがJR横須賀駅から燈明堂入口までを約35分で結ぶ周遊バス「よこすか潮風ライナー」を土・日・祝日に走らせる。京浜急行電鉄も品川駅発の特別貸切列車「よこすかルートミュージアム満喫ツアートレイン」を仕立てて、車両の中で専門ガイドが横須賀観光の見どころを解説する。到着後は観光バスに乗り換えてルートミュージアムの拠点をめぐる。
軍港めぐり・猿島航路で知られるトライアングルは、黒船艦隊を率いたペリー提督の足跡を追体験する「URAGA開国クルーズ」を企画している。このほかに11月6日(土)・7日(日)の2日間は、日本で初めて太平洋を横断した「咸臨丸」の名を受け継ぐ船を用いた特別クルーズも実施する。
同プロジェクトの実施期間は10月23日(土)から来年1月23日(日)まで。期間中はルートミュージアムをPRするラッピングトレインが京急線を走る。
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