横須賀・三浦 コラム
公開日:2022.11.18
わたしのまちでいきる
【8】はじめての「母子分離」「一般社団法人sukasuka-ippo代表理事 五本木愛
この連載では、障がいを持って生まれた娘うららとの歩みから、(一社)sukasuka-ippoのルーツなど、さまざまなエピソードを紹介します。
うららが療育の幼稚園と地域の幼稚園へ併行して通うことが決まり、早速、入園のための準備を始めました。最初の試練は、母子分離。新しい環境に慣れるのも時間がかかるかもしれない。入園前に、ある程度私と離れて過ごす時間をつくらなければ...。そこで利用したのが、児童発達支援(いわゆる障害児のデイサービス)でした。お弁当を持たせ、朝からお昼過ぎまで。初めて利用する日、迎えの車にニコニコ顔で乗り込んだうららでしたが、私がいないことに気付くと、泣き続け、帰宅後も泣き疲れて寝てしまうほどでした。
それから週1回、毎回大泣きしながら通いました。デイの車を見た瞬間に泣いて拒否!そんな姿に私自身も泣きたくなることは何度も。でも、これがうららにとっての初めての自立になるはず。そうして4カ月が経った頃、気付けば、うららは泣かずに楽しくデイサービスに通えるようになっていました。療育の『ひまわり園』もスタートし、週2回の親子通園に。遊びや制作、給食は子どもに付き添い、保護者が昼食をとるタイミングで親子分離し、他のママと情報交換。正直、親子で通うのは大変...とはじめは思っていましたが、療育の先生方から多くを学び、うららの成長を間近で見れたこと、そしてさまざま障害を持った子どもやママたちとの出会いでまた世界が拡がり、この親子通園の1年間は、私にとってなくてはならない時間だったと思います。-次回に続く
ピックアップ
意見広告・議会報告
横須賀・三浦 コラムの新着記事
コラム
求人特集
- LINE・メール版 タウンニュース読者限定
毎月計30名様に
Amazonギフトカード
プレゼント! -

あなたの街の話題のニュースや
お得な情報などを、LINEやメールで
無料でお届けします。
通知で見逃しも防げて便利です!











