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横須賀・三浦 経済

公開日:2023.04.21

からあげグランプリ
逆境逆手に 弁当で活路
佐島340が最高金賞

  • 自慢の弁当を手に、料理長の川岡さん

 全国各地の美味しいからあげを選出する第14回からあげグランプリ「弁当部門」の結果発表が4月12日に開かれ、佐島340(さんよんまる)(芦名2の8の45)の「秘伝のタレ唐海苔弁当」が最高金賞を受賞した。

 佐島340は2021年に開業した焼き鳥店。最高金賞を受賞した同メニューは、コロナ禍の起死回生の策として生み出した一品で、料理長の川岡新太郎さんは「美味しさと価格の両立にはかなり苦しみました」と当時を振り返る。テレビ局等が利用する「ロケ弁」限定で売り出すようになってからは放送関係者の間で好評を博し、グランプリ出場の後押しとなった。

 「鶏肉の丁寧な下処理と味付けが美味しさのカギ」と川岡さん。余分なスジや脂を切り取り隠し包丁を入れることで柔らかく仕上がり「冷めてもジューシーで美味しい」と話す自信作。炭火の香りや焼き鳥の旨味が溶け出したタレはお酒との相性も抜群だという。

 日本唐揚協会主催の同グランプリは、今年から試食審査を導入。総エントリー34店舗の頂点に立ち、「見た目だけでなく味も認められて選ばれたのは嬉しい」と言葉を弾ませた。

 現在、同弁当は受賞を機に一般向けに店頭での販売も開始している。価格は税込み980円。

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