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横須賀・三浦 コラム

公開日:2023.06.16

わたしのまちでいきる
【15】違和感の先にある「育ちあい」「一般社団法人sukasuka-ippo代表理事 五本木愛

 この連載では、障がいを持って生まれた娘うららとの歩みから、(一社)sukasuka-ippoのルーツなど、さまざまなエピソードを紹介します。

 障害のある子もない子も共に過ごすインクルーシブ学童『sukasuka-kids』開所から早5年。これまで私はたくさんの小さな育ちあいを見てきました。kidsに在籍している子どもたちは割合をいえば大半が健常のお子さんですが、支援の必要なお子さんも一定数います。障害種はさまざまで、私の娘うららのように遺伝子疾患がある子もいれば自閉症や知的障害があったり、学校では普通級でも軽度の発達障害があるという子もいたりします。私は入所を希望して見学にいらっしゃる保護者の方に必ずお伝えすることがあります。それは「必ずトラブルはおきます」ということ。あの子は喋れない、あの子におもちゃをとられた、一緒に遊びたくない...そんな話がお子さんから出てくるかもしれません。でもそれはあって当然のことなので想定しておいて下さいとお願いしています。

 もちろん、いろんな小学校から様々な学年が集まるわけですから、初めから上手にコミュニケーションが取れる子なんていません。その中でも、やはり子どもは自分と違うもの、見たことがないものに違和感を抱くのはごく自然なこと。むしろその違和感を持つことが、その先の育ちあいに繋がると思っています。

 保護者の方には、お子さんがkidsに通って半年、一年と経ったときに、どう感じるようになり関わり方が変わっていくのか、楽しみにして欲しいとお伝えしています。    -次回に続く

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