地域に彩りと活気をもたらすことを目的に横須賀総合高校美術部は、京急長沢駅近くのグループホーム「花物語 よこすか南」等が入居するビルのシャッターに絵を描く「シャッターアート」の制作を行った。
同ビルは空きテナントを含め、日中もほとんどのシャッターが閉まっていたことから、管理する㈱日本アメニティライフ協会は「そのままでは殺風景なので、暖かみのあるイラストで地域を明るくできれば」と、過去にも公共空間でのアート作品を手掛けてきた同部に依頼。原画約10点の中から2作品が部内コンペで選出され、2月、3月の週末5日間で水性ペンキによるペイントが施された。
施設向かって左手シャッターの原画を担当した妹尾もえみさん(2年)はデザインの中で様々な世代の人が手を取る様子を表現。学校や住宅街のある同地区に溶け込むイラストを描いた。右側を担当した佐藤晴矢さん(2年)は、風車やカモメ、海軍帽など三浦半島を想起するイメージをデザインに散りばめた。妹尾さんは「普段は一人で画板に向き合うことが多いので、自分の体より大きな対象に皆で作業する経験は貴重だった」と制作を振り返った。
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