わたしのまちでいきる 【25】2つの学習支援事業「一般社団法人sukasuka-ippo代表理事 五本木愛」
この連載では、障がいを持って生まれた娘うららとの歩みから、(一社)sukasuka-ippoのルーツなど、さまざまなエピソードを紹介します。
私たちが法人独自の学習支援事業を立ち上げるべく準備を進めていたある日、横須賀市よりこのようなお話をいただきました。それは市生活福祉課が生活困窮家庭への支援として各地域で委託実施している無料学習塾(就学援助を受ける中学3年生が対象)を、久里浜地区で担当してもらえないかというもの(私が各所で「次は学習支援を」と言っていたのを周知されていたようです)。市の委託を受けることで、学校や保護者との連携が取りやすくなり法人にとってもプラスになるはず。何より久里浜地区の子どもたちの力になれるならと、お話を受けることにしました。
こうして、2つの形の「学習支援事業」の準備を並行して進め、2020年4月に市の委託である学習支援を、翌年4月には法人としての学習支援「learning support」をスタートさせました。市委託の学習支援の特徴のひとつとして受講生たちに軽食を提供するのですが、支給された委託費に軽食費は含まれていないため、支援してもらう先を見つけなければいけません。これが委託を担う法人にとっては非常に難しく、大きな課題となっているようです。その点、私たちはテレワーク事業でたくさんの地域企業との繋がりを増やしてきたことで、ご協力いただける場合が多く、これまでの努力が別の形で実を結んでいるなぁと実感。そんな委託学習支援もこの4月で4期目を迎えます。
-次回に続く
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