三浦半島 草花歳時記 第59回 エノコログサの海岸型「ハマエノコロ」 文・写真 金子昇
三浦半島の海岸の崖地や砂礫地及び海岸沿いの道端等では「ハマエノコロ」が見られます。ハマエノコロは内陸部(海岸から離れた場所)の道端、畑地、空地等に生育する「エノコログサ」の海岸型で一年草の変種です。海岸型植物とは、内陸に生育している植物がその生育範囲を広げ、海岸(または海岸近く)まで侵入し、少しずつ海岸特有の環境に適応するために、その形態や性質を変化させていく変種の植物をいいます。
ハマエノコロの特徴は、茎は根元から分かれ、横に這うか斜めに伸びていき、高さは5〜15cmと低く、葉は垂れ下がらず白い縁取りが見られます。花穂は1〜4cmと小さくほとんどは淡緑色をしています。
また、内陸部に行くにしたがって、茎は直立し花穂も長くなり、元のエノコログサの形質が戻ってきます(内陸部から海岸へ行く状態ではこの逆)。
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