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横須賀・三浦 コラム

公開日:2025.02.21

わたしのまちでいきる
【35】通所支援と体験共有「一般社団法人sukasuka-ippo代表理事 五本木愛」

 この連載では、障がいを持って生まれた娘うららとの歩みから、(一社)sukasuka-ippoのルーツなど、さまざまなエピソードを紹介します。

 放課後等デイサービス「onestep」では、障害のあるお子さん一人一人に合わせた自立通所支援を行っています。学校や家からの移動を必要に応じて支援員が付き添い、最終的にはお子さんが一人で通所できることを目指します。

 例えば、電車を利用して通っているお子さんであれば、はじめは学校のお迎えからスタートし、駅までの道のり、乗る側のホームへの移動、乗るときの注意点...など細かく一緒に確認し、お子さんの不安がなくなるまでサポート。自信がついてきたら少し距離をとって見守るなど、段階を経て支援しています。

 昨年、プログラムのひとつとしてみんなで公共交通機関のルールを学ぶ機会がありました。電車やバスの乗り方、時刻表の読み方、道路標識のほか、「こんな時、どうする?」をクイズ形式で出題。混んでいる車内でリュックはどうするかなど日常でありそうな例を挙げ、みんなで意見を出し合いながら考えました。通所の仕方が違うお互いの体験談も聞いたりと、それぞれ発見があったようです。

 onestepでは、このように生活に必要なスキルや社会のルールを学ぶ「一般プログラム」と、就業体験先で学んだことを共有する「就業体験プログラム」を月替わりで実施。スキルアップはもちろんですが、学校も学年も違うお子さん同士が自然とコミュニケーションを楽しめる、そんな時間になればと思っています。 -次回に続く

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