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公開日:2026.01.23

よこすかフェスタ
「市民芸術祭」街全体へ拡大
上町商店街や博物館とも連携

  • 100人でステージに立つゴスペルスタイルクワイア「ジョイフルファミリー」。本番に向けて練習にも熱を帯びる

  • 横田和弘実行委員長

 横須賀市内の市民有志らが企画・運営する文化芸術の祭典「よこすかフェスタ」が2月7日(土)・8日(日)の2日間、深田台の横須賀市文化開館をメイン会場にして開かれる。初開催した2024年5月は29団体の出演で、のべ4千人を動員。地域と文化芸術をつなぐ一定の役割を果たした。2回目となる今回は規模を大幅に拡大。青少年会館、市自然・人文博物館、上町商店街へとエリアを広げ、地域一帯を巻き込んだ「面」での展開を図る。

ジャンル横断 30超団体出演

 同フェスは演劇、音楽、落語、アートなど市内で活動する文化団体の発表の場としてスタート。今回は参加・協力団体を広く呼びかけたことで30以上となった。

 1日でひとつの作品を作りあげる演劇とダンスのワークショップや市内を中心に展開しているエコなマルシェとして知られる「エコルシェ」、キッチンカーによる飲食販売もある。

 発起人で実行委員長の横田和弘さんは「前回は文化会館という『点』での開催だったが、今回は上町商店街などの協力も得て、街全体の『面』で捉えて文化の賑わいを広げていく」と意気込む。

 運営はすべて市民の手づくり。昨年の実績が評価され、地元企業などのスポンサー支援も広がったものの、運営資金の確保は依然として課題。パンフレットの販売収益や参加費などで経費を賄う。「行政頼みではなく、市民の力で文化を育てる」というDIY精神に上地克明市長も全面的に応援の意を示しているという。

 実行委では、将来的に同フェスを2・3年おきの開催(ビエンナーレ・トリエンナーレ形式)として定着させたい考え。市民発の文化を根付かせることを目指す。

不登校テーマの演劇も

 今回の目玉の一つが、市自然・人文博物館で行われる短編劇。社会問題化している「不登校」をテーマにした「北風と太陽」を上演する。横田さんが主宰する劇団河童座と支援活動に携わる専門家などが連携し、演劇の切り口で解決の糸口を探る実験的な試みだ。

 不登校は本人の「怠け」や「わがまま」と誤解されがちだが、実際には環境要因や心理的不安が複雑に絡み合うもので、「不登校の内面世界を体感することで支援のあり方を考えたい」と横田さん。鑑賞後には当事者や家族、専門家を交えたセミナーやワークショップも実施する。エンターテインメントの手法を用いて、現代の学校事情や多様な学びのあり方について理解を深める社会性の高いプログラムとなっている。上演は8日の午後1時30分から2時30分で観覧無料。

 同フェスの参加団体と出演時間、チケット料金ほかは公式サイト(「よこすかフェス」検索)に詳細情報。全公演共通パス(6000円)なども販売している。

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