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横須賀・三浦 トップニュース社会

公開日:2026.01.16

小児がん啓発
病気と闘う子どもに「希望」
小2のがんサバイバー

  • チャリティイベントを企画した下里さん

 小児がんに対する理解と支援を目的としたチャリティイベントを三浦市の有志グループ「M TOWN FESTIVAL実行委員会」が1月24日(土)、同市初声町下宮田の三浦市民交流センター「ニナイテ」で実施する。同会で代表を務める下里大樹さんの長女(小学2年生)は、小児がんサバイバーであり、闘病中に多くの人から支援を受けた経験から感謝の気持ちを伝える。小児がん患者への支援も広げる狙いだ。

 小児がん支援活動として知られつつある「レモネードスタンド」にちなみ、イベント名を三浦市の特産品を冠した「だいこんスタンド」とした。小児がんを患った米国の少女が、自分と同じ病気の子どもたちの治療費を寄付しようと、自宅の庭でレモネードを販売したことが活動の起源。今回は三浦大根の煮物を200食用意し、100円以上の寄付をした人に提供する。

 下里さんの長女は3歳の頃、歩行のふらつきが気になるようになり、検査で脳腫瘍が発覚した。腫瘍摘出手術に加え、抗がん剤や放射線など過酷な治療を約1年半にわたり経験。現在は運動神経やバランス感覚に後遺症は残るものの、地元の小学校に通学し、日常を取り戻している。今年11月の誕生日で9歳を迎え、治療終了から「5年」という完治の目安にも到達するという。

 入院中は家族が離れ離れになる寂しさに加え、付き添いによる就労不能、交通費や食費のかさみなど、経済的・精神的なつらさを味わった。下里さんには周囲の支援で救われたとの思いがあり、地域や社会への恩返しの場にしていく考えだ。国内では小児がんの情報がまだまだ少ないとも感じており、長女をモデルに闘病から回復までのストーリーを描いた絵本の製作にも着手。会場ではその原画と製作過程の一部を公開する。「元気に成長している長女の姿を見せることで、同じ病気と闘う子どもたちに『希望』を与えたい」と下里さんは話している。

 当日は、長女とクラスメイト数人がチャリティへの協力を呼びかける。集まった募金は、小児がんの子どもたちの支援団体である「公益財団法人ゴールドリボン・ネットワーク」に寄付する。時間は午後1時から6時。

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