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横須賀・三浦 社会

公開日:2026.02.06

”読めない軌道”の面白さ
10回目の大津わらじ卓球大会

  • 仮装して試合に臨む参加者(過去の開催時)

    仮装して試合に臨む参加者(過去の開催時)

  • 発案者の太田さん

    発案者の太田さん

 ラケットの代わりにわらじを使う「おりょうと龍馬のわらじ卓球大会」が2月7日(土)、横須賀市大津コミュニティセンターで開催される。子どもから高齢者まで幅広い年齢層の参加者で賑わう催しは、2015年の初開催から数えて今回で10回目の節目を迎える。

難しいからこそ平等

 この競技を発案したのは、横須賀市職員の太田耕平さん(47)。大津行政センターに在籍していた当時、地域を盛り上げる新たなスポーツイベントの企画に携わるなか、思い浮かんだのが「わらじ」だった。

 その理由は、晩年に暮らしたことで大津にゆかりのある坂本龍馬の妻「おりょう」が、龍馬との新婚旅行で霧島に登った際にわらじを履いていたことによるもの。スリッパを使う卓球はあったが、わらじをラケットにした競技はネットでも見当たらなかった。

 表面が平らではなくボコボコしていることも、わらじが「道具」に適していると考えた理由のひとつ。試しに打ってみると、ボールがどこに飛んでいくか分からない難しさがあった。だからこそ、「卓球経験の有無や年齢に関わらず楽しめると考えた」と振り返る。

 勝敗のみ追求するのではなく、仮装による出場を歓迎したり、「応援賞」を設けるなど、「誰もが楽しめる」という趣旨を反映したルール作りにもこだわった。ジャッジも緩めで、例年お祭りのように盛り上がるという。

 太田さんは現在、デジタル・ガバメント推進室長として、市民生活の向上や職員の業務効率化をめざし、AI活用の推進に取り組んでいる。急速な進化を遂げ、社会を根底から変える技術に最先端で関わっているからこそ感じることがある。

 「デジタル化で不要になるものが増えるなか、人と人がつながる価値はむしろ高まると思う」とし、「老若男女が一緒に楽しめるわらじ卓球大会のようなアナログ感のある催しこそ、今後も『残っていくもの』だと思う」と太田さんは話していた。

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