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三浦の散歩道 〈第86回〉 みうら観光ボランティアガイド協会

掲載号:2015年7月10日号

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社殿前の鳴石
社殿前の鳴石

 高山の庚申塔郡の横の道を市の「水道部高山配水場」の前まで進み、右折します。やや狭い道を行きますが、約百メートル程、進みますと、かつて、京急が電車を乗り入れようとした広場ではないか?と思われる所へと至ります。現在は駐車場になっています。そこを右に見ながら坂を下ります。「長畑」と言う小字(あざ)のところです。左側は山で、右は畑地になっています。さらに進みますと、両側が山という感じで谷戸の道を進むようです。すこし進んで、「太平丸」という船宿の看板を目印(めじるし)に右折すると、「海蔵寺」の石段の下に至ります。寺は「東台」の山上にあります。『新編相模風土記稿』によりますと、網代山と号す、曹洞宗の寺院で、本尊は十一面観音。これは三浦道寸の守護仏であったと伝えています。稲荷社も記されています。現に、「東臺稲荷」と名称しています。他に「金剛摩尼輪」や海蔵寺出現と記された「伽耶林大聖文殊」の石塔などが道沿いに見られます。

 道をさらに進むと小網代湾の最奥に至ります。右折して、海を左手に見ながら進むと、石造りの明神鳥居が見えてきます。道の右の土手に小さな穴がいくつも見えます。恐らく「アカテガ二」の巣でしょう。

 神社は「白髭(しらひげ)神社」と言い、三浦市の説明板によりますと、「小網代湾が昔から廻船寄港地で、また三崎の避難港として全国的に知られていた関係上、航海安全大漁満足の神としても古くから崇拝されてきました。

 天文(てんぶん)年間(1532〜55、室町時代)、当村の漁夫の夜網にかかった霊光こうこうたる束帯姿の御神体をお祀りしたと伝えられますが、祭神は海上安全の神中筒男命(なかつつおのみこと)、別名白髭明神、南極星の化身ともいわれています」とあり、また、「長安寿老人」をも祀っているとのことで、「三浦七福神」の一神でもあります。この寿老人は「長寿」を授けるということで、多くの人に信仰されています。

 もう一つ、社殿の前にある石は「鳴石」と言って、打てばかんかんと金属性の音がするので、「カンカン石」とも呼ばれ、「三浦七石」の一つに挙げられています。それは、北から「秋谷の立石」・「曹源寺の目拭石」・「曲輪(くるわ)の子産(こうみ)石」・「小坪の鍋島石」・「吉井の飛石」・「三戸の三石」そして、「小網代の金鳴石」の七石を言うのだそうです。

 写真にあるように細長い石で、「きこいかり」という錨のおもりで、海上安全のために昔摂津(現大阪府)の船頭が持っていたものを明神様が、ほしいと言うので、社(やしろ)に奉納したものと伝えられています。と説明されています。

 社殿は朱塗りの社で、三浦道寸の勧請によると言われています。一度、金鳴石を叩いて「長寿」を願っては如何?

(つづく)
 

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