連載 1 世界一の素敵親子をめざして 文・はっぴー子育て応援団
「子育てを学ぶ」と聞くとどんなイメージをもちますか。人生の先輩方は、「子育てを学ぶ」と言うことに違和感を持たれる方も多いかもしれません。世界を見まわしても「子育てを学ぶ」ことに抵抗があるように思います。でも、ここ三浦市には、子育てを学び、子育てを楽しんでいる親御さんがたくさんいらっしゃいます。子どもの能力を発揮させるには、良き親子関係の構築が不可欠です。
はっぴー子育て応援団は、会長に元小学校校長、副会長に幼稚園園長、保育園園長とし、子育てに関わる様々な職種メンバーで2011年9月に発足した子育て支援団体です。「人と地域がつながり親子が育つ」をテーマに三浦市の子育てが楽しく充実するように立ち上げられました。神奈川県初の文科省家庭教育支援チームに認定され、2018年3月には、文部科学大臣表彰を受賞しました。
活動のおもな柱は、『トリプルP(前向き子育てプログラム/Positive Parenting Program)』のグループワーク、セミナーの開催です。0〜12歳の養育者を対象に子どもとの関わり方を学び、良い親子関係を築きながら子育てが前向きに楽しめるようになります。トリプルPは、オーストラリアのクイーンズランド大学で開発され、プログラムの内容は、数多くの研究により人種、文化、言語などを超えて世界中の全ての家庭に科学的根拠により効果が認められています。WHO(世界保健機構)からも推奨されています。
核家族化が進み、一度も赤ちゃんに触れる事なく母親になる事もめずらしくない今日。周囲に子育てのお手本もなく不安と孤独で子育てをする養育者が家庭内で悩みを抱え込んでしまう事も多く見受けられます。トリプルPで子どもとの関わり方を学んだ養育者の方々は、「子育てが楽しくなった」「親としての自分に自信がついた」「さらに子どもが、かわいく思える」「今まで悩んでいた事が解決した」などの感想が寄せられます。
最愛の我が子をさらに愛おしく育めるお手伝いこそが、はっぴー子育て応援団の願いです。
(つづく)
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