連載2 世界一の素敵親子をめざして 文・家庭教育支援チーム「はっぴー子育て応援団」
大根、キャベツなど三浦の冬野菜がたくさん実る畑の景色は大変きれいで元気をもらいます。先日、はっぴー子育て応援団でも上宮田の吉田農園で「冬野菜の収穫体験」を開きました。三浦に住んでいても初めて畑に来る親子、毎回参加の親子、三世代での参加など12組が収穫体験し、吉田農園のご夫妻から三浦大根と青首大根の違いや美味しい食べ方を教えて頂きました。パパ達もカメラを片手に大根を持つ姿は、なんとも微笑ましいです。
昔は三世代同居や近隣に親戚がいることも多く、子どもたちは祖父母、親戚の人に可愛がられ、時には叱られて成長しました。言うことを聞かないやんちゃな子どもには、「おじいさんに似て頑固で言うことを聞かない」とおばあさんが言っていたお家もありました。「この子はお父さんに似て頭が良い」と孫を褒めていたおばあさんもいました。もしこれがすべてなら「遺伝」により子どもの行動、頭の良し悪しが決まってしまう事になります。
子どもの育ちに影響を与える要素は「遺伝(気質)」「家庭環境」「地域環境」の3つです。影響を与える一番の要素はどれでしょう?…『家庭環境』です。ここでの家庭環境とは「子どもとの前向きな関わり方」です。子どもと建設的、肯定的に関わり困った行動を感情的にならずに対応する事が「前向きな子育て」です。このような環境で育つ子どもは、自己肯定感、コミュニケーション力を高めながら自立が促されます。家族構成や養育者の多忙の有無の関係は不要です。「前向きな子育て」が全ての家庭で実践されれば、日本や世界の子どもたちの未来は明るく良いエネルギーがあふれる事と思います。
子育ては、家庭だけで出来るものではありません。親子が地域の人々とつながり関わる事でより親子の良い育ちがあります。「人よし食よし気分よしのあたたかいまち三浦市」に親子の輝く笑顔がふえますように。(つづく)
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