三浦 コラム
公開日:2020.03.20
連載14
世界一の素敵親子をめざして
文・家庭教育支援チーム「はっぴー子育て応援団」
近年にない暖冬により今年は、我が家の佐藤錦の花(桜)が、ひな祭りに咲き、桃の花と桜の開花が同時に楽しめました。ウグイスも鳴き、春の訪れを感じます。
3月は旅立ち、別れ。4月は出会い、始まりの春。しかし今春に限っては、新型コロナウイルスの影響で卒業式・終業式も中止や簡略的に行われているようです。また、突然の一斉休校により学年末を迎えずに新学期が始まる状況は、誰もが経験のないこと。ヨーロッパ各国でも国境閉鎖など、世界中で人の行き来が制限され、まさに今、国ごとの取り組みによりコロナウイルスとの戦いが展開されています。
さて、一斉休校から3週間となりますが、休校中の生活スタイルは確立されていますか?突然ですから、それぞれの立場で戸惑いはあるもの。でも数週間後には新しい学年となる今だからこそ親子で話し合ってほしいことがあります。それは、昨年4月から今日までの「ふりかえり」です。
親子での「ふりかえり」とは、この1年の学びや言動について思い出し確認して新しい学年につなげるものです。つまり、「できたこと、頑張ったことを認めて次の目標につなげる」こと。つい、出来なかったことを思い出してそれに焦点を当ててしまいがちですが、これでは、子どもが前向きに取り組む姿勢が継続出来ません。まずは、出来たことをたくさん思い出して認めてあげましょう。努力が必要なものは、次の目標に組み込めば良いのです。
「ふりかえり」をより良い時間にするための留意点は、まず養育者自身がリラッツクスすること。例えば、十分な睡眠が取れた日、気分転換ができた日、楽しい出来事があった日。このような状態での会話は、より楽しく前向きになります。私の失敗談から言うと、疲れていたり、用事に追われていたりすると、子どもを責めがちになるので注意してくださいね。
「ふりかえり」は、問題解決能力も養います。短期間では養えませんが、今だからこそ親子での楽しく前向きな時間が子どもの良き成長を促すでしょう。 (つづく)
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