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“わたし”の京急油壺マリンパーク 連載 自分の根幹を成す場所 元飼育員 山田和彦さん(三崎在住)

掲載号:2021年8月6日号

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アシカの飼育員として、世話やショーの出演をしていた山田さん(本人提供)
アシカの飼育員として、世話やショーの出演をしていた山田さん(本人提供)

 

夢叶い、念願の飼育員に

 

 マリンパークには24歳から10年ほど勤めていました。大学の先生から「山田くん水族館で働きたいんだろ?」と、海獣担当募集の話をもらったことがきっかけです。入社面接で「マリンパークに来たことはありますか?」との質問に、一緒に試験を受けた人たちが戸惑うなかで「何回行ったかわかりません」と答えたことがよかったのかも?と、今となっては思います。子どもの時から生き物が好きで、文集にも将来の夢だと書いていたほどでしたから。私が小学生の頃にマリンパークが開館。入ってすぐの水槽で、水深によって海中の明るさが変わる様子を紹介する展示を見たのが印象に残っています。

 入社して初めて担当したのはアシカ。命を預かっているという責任を感じました。

 先輩の後ろについて仕事を教わりましたが、私が「出てこい」と指示してもプールから目を出してこちらを見ているだけ。そんな日が1週間ほど続き、胃が痛くなる思いでした。初めて出演したショーも照明がまぶしかったのは覚えていますが、あとは緊張で頭が真っ白でしたね。

  ◇  ◇  ◇

 そんなマリンパークが閉館すると聞いたときは、まさに寝耳に水。信じられない気持ちで何度もニュースを見ました。

 バーチャルやインターネットですべて分かる時代ですが、目の前でしかも生きた状態で見られることに勝るものはありません。文化・学術の側面からも、なくなるのは残念に思います。

 私は現在、観音崎自然博物館に勤務していますが、生き物を飼う感覚、些細な変化に気付く目など当時の経験がいきています。私の根幹を作ってくれた場所に、「ありがとう」と伝えたいです。

このコーナーは、今年9月末で閉館する京急油壺マリンパークの思い出を、ゆかりある方々に振り返ってもらう特別企画です。

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