連載 100まで元気!健康ワンポイントアドバイス 三浦市社会福祉協議会 成田慎一
第四十九回「ウィズコロナ実践編【3】」
新型コロナウイルス感染者数は減少傾向にありますが、マスクの適宜着用が続いているため、梅雨入り後の熱中症対策がより重要になります。
さて、前号のSDGs特集で触れた「三浦市社会福祉協議会フレイルサポートセンター」の開所(7月1日)が近づいてきました。拠点の役割として、今まで三浦市社協が培ってきた地域福祉の要素を多分に含み、その実践の舞台として大きな使命を背負っています。
神奈川県が掲げる「未病」「CHO」を切り口に、地域包括ケアシステムの構築を目指している当会。特に高齢者の「フレイル」予防は大切なテーマで、運動・栄養・社会参加がコロナ禍の影響を受けていることが、昨年度のフレイルチェックの結果からも明らかになっています。それらに速やかに対応するため、フレイル予防のリハビリに特化したデイサービスを立ち上げることにしました。具体的には「自粛を続けた結果、心身の機能が低下した」「地域のサロンまで歩けなくなった」「1人で買い物をする自信がない」など要介護に近づきつつある方を対象に、心身ともに健康になることで、地域と繋がりながら生活を継続していくことが目的です。
そこで重視するのが、社会参加の場としての機能。カフェを併設し、地域の方が気軽に立ち寄れることにより、様々な方との交流も期待できます。デイサービスの時間帯以外では、共生型食堂や学習支援の場として、住民の誰もが立ち寄れる場所にしていきたいと思います。三浦海岸にお越しの際は、お気軽にお寄り下さい。 (つづく)
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