ブランド牛として知られる葉山牛を生産する「三浦半島酪農組合連合会」(石井廣会長)は先月28日、上山口の新善光寺で「牛供養」を行った。日頃食肉として解体される牛を弔うために毎年行っている恒例行事で、この日は山梨崇仁町長や地元選出の国会議員らも出席。牛魂碑の前で手を合わせ、供養を願うとともに感謝の祈りを捧げた。
葉山牛は三浦半島で生産された黒毛和牛。現在組合に所属する11軒の農家が年間約230頭を生産している。石井会長によると発酵させた豆腐かすや米など独自の配合飼料を与えているため、きめ細かいサシや肉に甘みがあるのが特徴だ。今年3月、組合員らは自民党神奈川4区支部長の山本朋広氏の仲立ちで首相官邸を訪問し、試食した安倍晋三首相からも好評を得た。
牛供養には自民党農林部会長に就任した小泉進次郎氏も出席。TPPが大筋合意を迎えたことを踏まえた上で、「葉山牛は味の良さに加えて希少価値も高い。世界の市場でも戦える、魅力ある肉だと思う」と話していた。
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