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逗子・葉山 トップニュース教育

公開日:2016.01.29

ずし中高生ディベート大会
主張や反論、堂々熱弁
中学の部で沼間中が3連覇

  • 肯定、否定の立場で言葉のバトルを繰り広げた(=24日、逗子市役所)

 中高校生らがテーマごとに主張を戦わせる「ずし中高生ディベート大会」が24日、逗子市役所で開かれた。市青少年指導員連絡協議会の主催。20回目の節目となった今回は過去最多の計15チームが参加し、生徒らは言葉による熱いバトルを繰り広げた。中学の部では沼間中学校が3連覇、高校の部では慶應義塾高校が優勝した。

 ディベートは「討論のスポーツ」とも言われ、子どもたちに社会に対する意見表明やコミュニケーション能力を養ってもらおうと毎年開催している。

 テーマは中学の部が「日本は中学生以下の携帯電話の使用を禁止すべきである」、高校の部は「日本は成人年齢を18歳に引き下げるべきである」。試合はそれぞれ「肯定」「否定」の立場で相手と論戦を交わし、3人の審査員が「主張に論理性がある」「聞き取りやすさやチームワークがある」など基準に70点満点で採点、票数で勝敗を競った。

 計12チームが参加した中学の部はトーナメントで、決勝では昨年連覇した沼間中学校と初参加の聖和学院中学校が対戦。携帯電話の使用と学力の相関関係や情報化社会における役割、いじめなどのネットトラブル、緊急時の通信手段などについて事前に調べたデータに基づいて持論を展開。3分間ずつ計2回与えられた作戦タイムを活用しながら反論や主張をした。

 熱戦の結果、3-0で沼間中学校が優勝。メンバーは結果が告げられると歓声をあげて喜び、チームキャプテンの松岡佳穂さん(2年)は「ディベーターとして参加するのは初めてでとても緊張したけど、優勝できて嬉しい」と笑顔を見せた。準優勝は聖和学院中学校、3位は逗子中学校と続いた。NPO法人全国教室ディベート連盟理事で審査委員長を務めた神永誠さんは講評で「大人も真剣に引き込まれる議論だった。資料に頼らず、自分の言葉で説明できていた点も素晴らしい」と話した。

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