世界最強とも称される英国王立ヨット協会が、東京五輪に向けた事前キャンプを2020年まで毎年、葉山町で行うことが決まった。町は「全力でサポートしていきたい」としている。
英国王立ヨット協会と葉山町、大同生命保険株式会社の3者は昨夏に協定を結び、チームは堀内にある大同生命保険葉山セミナーハウスに宿泊しながらキャンプを行った。
その実績をふまえ、4月27日付けで改めて協定を結び、5月17日には町役場で懇談が行われた。
当日は山梨崇仁町長と英国王立ヨット協会五輪パフォーマンスマネージャーのマーク・ロビンソンさん、宿泊施設を提供する大同生命保険株式会社の喜田哲弘会長が出席。マークさんは「宿泊施設は素晴らしく、町民の方も温かく受け入れていただき良い練習ができた」と話した。
セミナーハウスは1995年に竣工し、同社社員の研修の場として利用されてきた。例年、夏に繁忙期を迎えるが、喜田会長は「こうした機会に地域貢献ができれば。英国チームには最高のパフォーマンスを期待しています」と今後3年間にわたって受け入れを決定した理由を説明。また、自身もセーリングの経験があり「海やヨットの楽しさをこの機会に広めてほしい」と期待を込めた。
今年は8月15日から9月30日までの日程でキャンプを行う予定で、選手やスタッフ約70人が葉山町に滞在する。
8月25日(土)には、葉山ヨットフェスが企画されており、同チームや街のジュニアヨットスクールの生徒、山梨町長が出場する模擬レースなどを行い、交流を深めるという。
山梨町長は「ヨット発祥の地で世界最強の英国チームをお迎えすることができて嬉しい。ぜひ活躍していただき、町民に元気や希望を届けてほしい」とエールを送った。
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