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逗子市葉山町 夏の海岸に対応苦慮 エリア分けや周知に課題

社会

掲載号:2020年6月12日号

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海に入る人の姿も見られた(=6日、森戸海岸)
海に入る人の姿も見られた(=6日、森戸海岸)

 今年の夏の海岸には海水浴場が設置されないことから、逗子市と葉山町はその対応に苦慮している。海の安心と安全は誰がどう守るのか。海水浴シーズンが迫るなか、前例のない夏を前にその対策を手探りしている。

 逗子市と葉山町、鎌倉市は今月1日、連名で海水浴場の開設を断念すると発表した。

 新型コロナウイルス感染拡大防止のため、県が定めたガイドラインをもとに検討したものの、感染リスクを徹底的に抑えることは厳しいと判断した。

 海岸の風紀の乱れを受け、「日本一厳しい条例」を制定した逗子市。今年はその条例の前提となる海水浴場が開設されないため、同様の内容を今年限り適用できるよう、「新型コロナウイルス感染症流行下における逗子海岸のマナーの向上に関する条例」を市議会に提出。11日の総務常任委員会で審査される。

 この条例が制定されれば、これまでと同様に海岸でのバーベキューや飲酒、刺青の露出、音楽が禁止となる。市は、海水浴客とマリンスポーツ愛好家の接触を防ぐため、海岸の一部に遊泳区域を設置する方針。また、警備員やライフセーバーらによる見回りも行うという。

「例年通り」強調

 葉山町の山梨崇仁町長は5日の町議会で、例年通り海岸でのバーベキュー禁止など、ルールの周知を徹底していく姿勢を表明。「シャワーがなく、更衣室がない状況でどれくらいの方が町外から来るのか読めないが、浜でお酒を飲んでいるような人たちにはパトロールで声がけをし、ルールを周知していくことが必要と考える」とした。主に警備員やライフセーバーが行う予定で、拠点となる建物を設置する方針。

 マリンスポーツと海水浴客とのエリア分けについても、組合やライフセーバーの団体と課題抽出しており、方策の検討を進めていくという。

 水上バイクやプレジャーボートなどについては、例年通りのルールをもとに県や警察、海上保安庁にパトロール強化を要請するという。山梨町長は「7月が始まっていろいろ問題が起きると思うが、臨機応変に対応できる体制を整える」とした。(6月9日起稿)

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