10年目の被災地【3】 これからも被災地とつながり続ける 3・11つなぐっぺし
学生ボランティアバスツアー2日目。福島県の被災エリアを回りました。10年前から変わらず被害を受けたままの建物、止まったままの自動販売機、人が歩いていない街、帰還困難区域と書かれた看板、家の前にはられたバリケード、高い数値の放射線の線量計、色々なものを目に焼き付けました。
また私達は南相馬市にある福島ロボットテストフィールドというところを訪れました。文字通りロボットの実験場で、広大な土地にトンネルや橋、市街地、ビルなどがあり、そこで沢山のロボットやドローンが開発され、世界からも注目されている施設です。この施設がある場所は10年前には津波の被害を受け瓦礫の山でした。そんな場所が今、世界から注目されていると考えると福島の「復興」という文字が浮かび上がってきたように感じます。
つながり続けることで、私達と福島はつながっていると実感できます。ようやく浮かび上がってきた「復興」を応援し、忘れないでつなげていくことが、生きている私達ができることです。多くの皆さんに活動を応援していただき実現したツアーは、そう心に刻んだ大切な2日間となりました。 〈終わり〉
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