星座にまつわるエトセトラ 「二百十日」
太陽の動きだけの今のカレンダーではなく、月の動きも同時に組込んで作られた日本の暦には、中国から伝わってきたときには無かった「雑節」という季節の目安となる暦日があります。
日本の生活から生まれた「土用」「節分」「彼岸」「八十八夜」などですが、この時期気をつけたい雑節が「二百十日」です。これは立春から210日目で、台風の特異日と言われています。江戸時代に改暦を命じられた渋川春海が、漁師さんから「この日は嵐が来るから気をつけないといけない」と聞いて暦に加えたと言われていました。しかし、それよりも前から記載されていました。ちょうど稲の花が開花する時期で、農家にとって厄日なので暦になったのかもしれません。
毎年9月1日あたりでこの日は「防災の日」。台風にも十分気をつけないと。今年の「二百十日」は8月31日です。
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