星座にまつわるエトセトラ 「牽牛花」
牽牛と言えば七夕の彦星。その花は「朝顔」です。朝顔の種子は「牽牛子(けんごし)」と言って、漢方の下剤、利尿剤として用いられます。古代中国では、牽牛子を手に入れようとすると、大事な牛と引き換えにしなければならないほど高価であったとか。
朝顔と言えば、2010年4月に宇宙飛行士の山崎直子さんがスペースシャトルに持って行った朝顔の種が、地球を238周、時間にして15日2時間47分10秒の宇宙滞在の後、地球に帰還し「宇宙あさがお」として、全国に広がりました。私はこの種をいただき、多くの皆さんと育てて楽しんでいます。今年、7世になりました。奈良時代に中国から伝わり、日本人にはなじみ深い花で季語にもなっているので俳句にも多く読まれています。高浜虚子の「暁の紺朝顔や星一つ」。実は、この時期まさにそんな情景に出会えます。
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