県立逗子高校陸上部の石川尚央さん(3年)が、10月に栃木県で開催される「国体」に神奈川県代表として少年男子100mに出場する。本人、そして公立校ながら優秀な選手を輩出してきた同部としても最後の大きな大会。石川さんは「自己ベストを更新して、良い成績を残したい」と意気込んでいる。
「インターハイに出場できなかったリベンジを果たしたい」。開口一番、国体への意気込みを語った石川さん。実力派として早い時期から頭角を現していたものの、昨年10月に膝裏の筋肉を痛め、その冬には満足いく練習ができないまま3年生を迎えた。インターハイ予選でも全力を出し切ることができず、悔しい結果となった。
しかし、夏を迎える頃にはケガは全快し、みっちりと練習を積んだ。その結果、7月3日の国体県予選でこれまでの自己ベストを0・1秒更新する10・54秒をマーク。これは現在、全国でも15番目前後につく好記録だ。
自身の強みを「本番でも力まず、後半にかけて体のキレが増すこと」と語る石川さん。「インターハイで上位の選手たちとも渡り合えると評価されての代表選出だと思う」と顧問は評価する。
現在は高校のグラウンドや不入斗、池子の競技場で練習パートナーやOBとともに練習に励む。スマホを使ったフォームの確認といった最終調整も怠らない。「速い人たちと走るのが楽しみ」と話すように、緊張している様子はない。「逗子高校陸上部としても最後の大会なので特別な思いがある。自己ベストをさらに更新し、表彰台を目指したい」と力強く語った。
大会はカンセキスタジアムとちぎで6日(木)に予選、7日(金)に決勝が行われる。
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