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逗子・葉山 社会

公開日:2023.08.04

地震時の津波対応確認
逗子・葉山で避難訓練

  • 中央監視所に出された赤白の津波警報フラッグ

 逗子市と葉山町は大規模地震発生時の津波への対応力を高めることを目的に7月22日、津波避難訓練を実施した。

 訓練は午前10時に震度7の地震が観測され、3分後に気象庁から相模湾に大津波警報が発表された想定で行われた。

 逗子海岸では逗子海岸営業協同組合、逗子サーフライフセービングクラブ、逗子マリン連盟、マリンボックス100、逗子・葉山コミュニティ放送、横須賀土木事務所のほか、警察、消防、市役所、市議会議員などが参加した。

 ビーチに緊急地震速報がアナウンスされると参加者はその場にしゃがみ、安全な姿勢を確保。サイレンが鳴り響くと、「(訓練、訓練)大津波警報、大津波警報、直ちに高台に避難してください」と警告が流れ、さらに海に入っている海水浴客に向け「大津波警報が発表されたので、誘導員の指示に従い海の家の前まで避難するように」と呼びかける放送がされた。また、中央監視所や海の家などに赤と白の「津波フラッグ」が掲げられた。

 市の防災安全課の担当者は「海水浴客に警報でサイレンが鳴ることや、津波フラッグの存在を周知したい」と語った。

 桐ケ谷覚市長は津波警報が出されたときは高台への避難が最も大事だと強調したうえで、「来年以降は海水浴場がオープンしてすぐのタイミングで、実際に高台まで避難する訓練を加えていきたい」との計画を語った。

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