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公開日:2023.09.22
木育の会逗子海の家
秋田豪雨被災地を支援
逗子市社協にも寄付
環境理解につながる活動に取り組む市民団体「逗子木育の会(大塚広美代表)」が、7月の豪雨で大きな被害を受けた秋田県五城目町の支援に乗り出した。逗子海岸営業協同組合が支援物資提供に協力し、営業を終えた海の家からダンボール約50箱の支援物資が集められた。そのうちドリンク類25箱を9月13日に、五城目町社会福祉協議会に届けた。
兵庫県西宮市出身の大塚さんは、高校1年の時に阪神淡路大震災で被災。自宅が全壊するなどしたなかで、ボランティアの人々の温かい心が忘れられず、恩返しの気持ちから、これまでも個人的に募金活動など、さまざまな被災地支援に取り組んできた。
8月に山形県の親戚の家に行った際、7月の豪雨被害についての話題の中で、隣の秋田県の状況を聞き、何かしなければと思い立った。会として何ができるか、どこを支援すべきかを探ると、秋田市など都市部への支援はある程度行きわたっていたが、小さな町は不十分だった。調べるうちに、五城目町にたどり着き、同町の社会福祉協議会に問い合わせると、ボランティアの人々へ謝礼で出す飲み物が不足しているという。
「飲み物の支援ならできるかも」。具体的に動き出すにあたり、逗子市役所に相談すると、「間もなく営業の終わる海の家に協力してもらったらどうか」とアドバイスを受けた。海岸営業協同組合に話をしたところ、「それはいい試み」と快い返事をもらい、ドリンクの提供を依頼した。
同組合の勝田康司常務理事は「少しでも協力できれば」と思い、由比ガ浜茶亭組合にも声をかけたという。結果、ソフトドリンク、レトルトカレーなどの食品、ボディーソープなど、ダンボール約50箱の物資が集まった。
大塚さんは集まった支援の品の数に「人と人がつながり化学反応が起き、善意が善意を呼んでこれだけのものが集まった。まるでドラマの様」と感激を隠さない。
五城目町社会福祉協議会の小玉結美さんは「ボランティアの方だけでなく、被災された方へもお配り出来て、皆さん喜ばれています」と感謝の言葉を口にした。
被災地には飲み物だけ届け、食料品などは逗子市社会福祉協議会に寄付し、今後、フードドライブに活用されるという。
大塚さんは「一歩踏み出せばそれに応えてくれる人がいる。これからも感謝の気持ちを持ちながら、活動を続けていきたい」と語った。
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