星座にまつわるエトセトラ 「ボイジャーの旅」
NASA(アメリカ航空宇宙局)の惑星探査機ボイジャー1号・2号が打上げられたのは、1977年のこと。その後、79年にはそれぞれ木星に近づき、写真や観測データを地球に送ってくれました。そして、ボイジャー1号は80年に、2号は81年に土星の姿も捉えてくれました。その写真を見たときの驚きは今でも覚えています。これほど鮮やかな天体が宇宙には数え切れないほどあるのか、と。その後も2機は旅を続け、1号は2012年に太陽から吹き出す高温のプラズマ「太陽風」(オーロラの素)が届く範囲の「太陽圏」を脱出しました。更に太陽系を取り囲む微惑星の集まり「オールトの雲」も越えようとしています。そこに到達するまでに300年、抜けるのに3万年かかかり、2号は29万6000年後に夜空で最も明るい恒星、シリウスに接近するはずだとされています。
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