東日本大震災の被災地から湘南地区に転入学した高校生の交流会「SDC♡―願いを叶える会」の2回目のイベントが18日、江の島展望灯台シーキャンドルで開催された。
今回は「自分たちが住む湘南を知ろう」と、展望灯台を観光した後、藤沢・鎌倉・茅ヶ崎各市の観光担当の職員が街の特色を説明。参加した4人の生徒は熱心に聞き、「夏休みになったら観光したい」と話していた。
後半は神奈川県内の高校にいる被災地からの転入生に、湘南を紹介するツアーの企画づくり。高校生は自らの体験を振り返りながら、意見交換をした。
福島県から茅ヶ崎市に避難してきた男子生徒は、「地元は交通手段が少なかったが、神奈川はとても複雑で迷うことがある。そういった問題も考えて、安心して湘南に来られるようなツアーを企画したい」と話した。また岩手県から鎌倉の高校に転校した女子生徒は、「今まで多くの人に助けられた。これからは自分から行動をしたい」と思いを語った。それぞれ担当する市を決めた生徒らは、市職員に相談しながら秋の実施に向け企画していく。
福島県双葉町出身で代表の折原正秀さん(藤沢総合高校教育指導補助員)は、「生徒たちが思いを表現できる場所を作っていきたい。その一歩になれば」と語った。
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