痴漢から身を守れ 保育士さんに護身術を伝授
藤沢北警察署(大竹正幸署長)で先月28日、市内の保育士を対象に護身術訓練が行われた。これは痴漢などの犯罪が増える夏を前に、危険から身を守れるようにと初めて実施されたもの。
当日は大竹署長や同署の署員、藤沢市民間保育園園長会(伊澤昭治会長)の保育士らおよそ60人が参加、実技を交えながら護身術の基本を体験した。
保育士らは署員による柔剣道訓練を見学した後、署員の指導に従って拳の握り方や、後ろから抱き付かれた時の対処法などを学習。クッションに向かってパンチや肘打ちなどを実際に繰り出し、効果的にダメージを与える方法を学んだ。
また、女性警官による合気道演武には「犯人役」として大竹署長が登場。体格差を活かして再三組み付こうと襲いかかるも、女性警官は見事な体裁きで応戦し、最後は腕をとって豪快に投げ飛ばしていた。
署長を投げた宮良友紀さんは合気道2段。「投げ飛ばすのは無理でも、今日学んだことを活かしてもらいたい。いざという時に備えておけば安心」と笑顔を見せた。
同保育園園長会の伊澤会長は「保育士は女性が多いので、危険に対する意識を高く持つ良い機会になったのでは。北警察署と当会の双方から声が上がっての訓練初実施だったが、今後も継続して取り組んでいけたら」と話した。
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