藤沢 経済
公開日:2012.01.13
湘南ライフタウン
「緑保全を評価」
歴史紐解く上映会も
湘南ライフタウンが誕生してから、今月で40年となる。
昭和30年代半ばから高度経済成長に伴い、首都50Km圏の藤沢市はベッドタウンとして人口が増加。無計画に宅地化が進む「スプロール現象」が起きた。世帯数は1963年に15万世帯以下だったのに対し、5年後には20万世帯を超えた。
藤沢市では67(昭和42)年、金子小一郎市長(当時)が建築家の故・黒川紀章氏にニュータウン建設の設計を依頼。71年に大庭台墓園が開園するなどして、翌年許可公告された。
75年に「湘南ライフタウン」と改称されたこのエリアは、世界的にも稀な四つ角のないT差路システムで構成されており、人と車の共生が試みられた。
市生涯学習課はライフタウンについて「当初の計画は、農業も継続しながら新住民も住める街づくりだったが、農家は減少している」とする一方「ゴルフ場や公園、街路樹もあり、緑は残せている」と評価した。
湘南大庭公民館では1月21日(土)、午後2時から4時まで「ライフタウンの誕生」と題した上映会を開催。定員100人。問合せは湘南大庭市民図書館【電話】0466・86・1666まで。
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