藤沢 社会
公開日:2012.03.02
新たなコミュニケーション法
音声アプリ「指伝話」開発
有限会社オフィス結アジア(藤沢市鵠沼東/高橋宜盟(よしあき)代表取締役)が2月14日、簡単操作で自由に編集した文章を良質な音声で読み上げるアプリ「指伝話(ゆびでんわ)」の提供を開始した。
同社は、「人と人とを笑顔で結ぶ」をモットーに1997年に設立。高橋代表が「電車の中で、声を発さずに会話ができればな」と思ったのをきっかけに、2007年ごろから「指伝話」の構想を練ってきたという。
その後、喉頭癌で声を失った赤木家康医師(八王子市・永生病院副院長)との出会いで、風邪で喉の調子が悪い人や、大きい声を出せない場面、病気で咽頭を摘出した人などに活用してもらえると思ったという。
「指伝話」は、一つの文章につき最大3万文字まで登録可能で、10のグループに分類して保存。グループ内には100の文章を登録、内容の編集、並べ替え、削除も自由。登録した文章を順に選択することで、会議や研究発表など、長いスピーチも可能になる。
このアプリはAppStoreで1本3500円で購入できる。今回のリリースはPhoneとPod touch用。Android版は、今後検討していくという。
高橋代表は「新たな選択肢として考えてもらえたら嬉しい」と話している。
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