湘南白百合学園中学校の谷麻衣子さん(2年)が先月26日、「ゆうちょ杯第15回ジュニア本因坊戦」の神奈川地区大会で優勝し、中学生以下の囲碁棋士日本一を決める全国大会への切符を初めて手にした。
大会を振り返った谷さんは「緊張したけどなんとか勝てた。中学生までしか出られない大会なので、2年生で気持ちに余裕がある今回でどうしても全国へ行きたかった」と安堵の表情を見せる。
囲碁を始めたきっかけは幼い頃、姉の結衣子さんが囲碁をする姿を見ていたからだという。結衣子さんは湘南白百合学園高校2年生で、昨年開かれた第35回文部科学大臣杯全国高校囲碁選手権大会の優勝者。「お姉ちゃんと同じことがしたくて私も始めました」と話す。囲碁の魅力は「試合になると相手との心理戦になるところ。長い囲碁の歴史の中で今まで一度も同じ囲碁が打たれていないところも面白い」という。そんな彼女の憧れは、台湾の若手プロ棋士張栩(ちょう う)選手だという。
全国大会へ向け、「試合で最善を尽くせるように集中したい。自分が納得いく碁を打てるよう落ち着いて臨めれば」と意気込みを語った。全国大会は3月28日(水)と29日(木)の2日間、東京都港区のメルパルク東京で開催される。
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