本格的な夏を迎え、スズメバチなどのハチの活動が活発化している。藤沢市に寄せられるハチの相談は例年8月が最も多く、市環境保全課や専門業者は、ハチの巣を見つけたら早めに連絡するよう呼びかけている。
市民から市に寄せられるハチに関する相談は、毎年7月から9月がピーク。特に8月が最も多く、昨年度の相談と駆除、調査は合計222件と、年間818件の4分の1以上を占めた。
特に危険性が高いスズメバチは、市が特定の業者に駆除を委託している。個人が直接依頼した場合、通常1万5000円から2万円程度の費用が必要だが、市が連絡を受け指定業者が処理した場合は無料となる。
7月のスズメバチの巣の駆除件数は45件と、85件だった昨年7月に比べて少ないが、市には8月に入ってからも毎日のように相談や駆除の依頼があるという。
スズメバチは屋根の軒下など、目が届きにくく駆除しづらい場所に巣を作ることが多く、攻撃性や毒性が非常に高いため、対処が難しい。市からスズメバチの巣の駆除を受託している「金子園」の金子博幸さんは、「巣を見つけても近寄らない、触らない、自分で何とかしようとしないでもらいたい。市や専門業者に連絡してほしい」と話す。
昨年度市に寄せられたハチの相談は、約半分がスズメバチに関するもの。スズメバチ以外のハチは市で駆除を行っていないが、同課は「アシナガバチなどの巣についても、対処法を説明する。ハチの種類がわからなくても、早めに相談してほしい」と呼びかけている。
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