坂のあるまち・善行―。地域経営会議「ぜんぎょう」(定永哲雄委員長)は2012年1月、「ぜんぎょうの坂に愛称を!」と題し、地区内9カ所の坂の愛称を募集。選考員会の審査を経て3月3日、善行市民センターで採用者の表彰と坂の愛称を刻んだ銘板の除幕式が行われた。
善行地区では坂が日常生活と密着しており、じょうじん坂、富士見坂、かんのん坂、石名坂、白旗坂、本入坂や七曲りなど古くから愛称で呼ばれる坂が数多く存在する。
「ぜんぎょうの坂に愛称を!」事業は、坂に名前を付けることで自然環境や地域に愛着を持ち、郷土愛を深めることなどを目的としている。
同会議では愛称をつける坂道9カ所を設定し、「ぜんぎょう」ニュースで募集したところ、195人、373件の応募があった。9カ所の坂に対して重複した名称を含む17人が命名者となった。
決定したのは、善行テニスコート前の「聖坂」、善行ゴルフセンター前を通る「朝日坂」、善行神社そばの「神社坂」、椎名谷公園前の「椎名坂」、善行公民館前の「善行寺坂」、善行駅西口側の「ふれあい坂」、善行駅東口側の「スポーツ坂」、善行入口交差点から西へ伸びる「えしゃく坂」、修道院前を通る「修道院坂」。
表彰式では定永委員長から一人ひとりに賞状が手渡され、善行在住のイラストレーター中西隆浩さんの描いたイラスト入りキーホルダーが記念品として贈られた。式に参加した鈴木恒夫藤沢市長は「何気なく歩いていた坂も愛称があれば、親しみもわき、楽しく歩けるのでは」と語った。
表彰後には市民センター西側駐車場前に設けられた銘板の除幕式を実施。同会議では今後、愛称を入れたエリアマップを作成し、配布する予定だという。
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