井出トマト農園が名誉賞 第62回全国農業コンクール
福島県で7月18日に開催された第62回全国農業コンクールで、井出トマト農園(藤沢市宮原2420)の井出弘文さん(58)と長男の寿利さん(32)が名誉賞(農林水産大臣賞)に輝いた。
これは、栽培技術や経営に創意工夫を凝らし、農業の発展につながる先進的な取り組みを行う全国の農業生産者らを表彰するもの。都道府県予選や、地区予選後の現地審査を経て全国から20代表が選出されていた。
井出トマト農園では、約1万平方メートルの農地にハウス7棟を設け、大玉からミニトマトまで11品種を栽培。一年中安定して生産するために「苗テラス」というシステムで苗から育てる。またハウスの温度や湿度、CO2濃度、照度、肥料濃度をコントロールし、すべてをデータベース化。根元の温度調節には丹沢山系の地下水を使用するなどトマトにとって最適な環境を整え、計画的に栽培。生産量200tのうち7割を直売所などで直販するほか、トマトジュースやケチャップ、ジャムなどの加工品も手掛ける。
弘文さんは「第31回大会で兄もこの賞を受賞しており、兄弟、親子そろっての受賞は嬉しい。これを励みに消費者に新鮮で美味しいトマトを届けていきたい」と語った。
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