3月23日に開催される「第2回ダブル成人式」の実行委員長を務める 村瀬裕計(ひろかず)さん 鵠沼海岸在住 40歳
未来への「つながり」を
○…藤沢市に縁のある40歳が「2回目の成人式」を祝い、交流を図るダブル成人式。前回の実行委員に「自分たちの思いを継ぐ人だ」と推薦され、リーダーとして企画の立ち上げから取り組んできた。「『頼めばやってくれる熱い人』というイメージがあったのだと思う。先輩たちの期待もあって、プレッシャーは大きい」と表情を引き締める。
○…実行委員会は10人でスタート。「当日楽しめることはもちろん、これからの人生に有意義な交流が持てれば」と熱を込める。単なる同窓会に終わらないように、新たな出会いを生む場を目指す。「自分たちは第2次ベビーブーム世代で人数が多いこともあり、動き出せば大きな影響力を持っていると思う。仲間との強い『つながり』を持つことで、藤沢を動かしていきたい」
○…本町小から第一中、湘南高校へ。大学卒業後、バイクレース誌の記者として社会への第一歩を踏み出した。編集プロダクションや広告代理店でスポーツ、政治経済、ITなど広い分野で制作作業を経験。都内で働く中、「もっと地域に根差した仕事がしたい」という思いが募り、13年に地元・藤沢で独立。フリーの編集者として活動している。現在はまだ都内の企業の会社案内や社内報などの制作が多いが、将来は地元で「互いに顔の見える仕事」をしたいと目を輝かせる。商店街の元気が地域の活力になると考え、「販促媒体や企画立案で、個々の商店から街を盛り上げていきたい」と、ビジョンは明確だ。
○…妻と2人の息子の4人家族。上の子は小3、下はまだ1歳半で手のかかる年頃だ。多忙のため、今のところ育児は妻に頼っている面もあるとか。「実行委員会の活動は仕事にもプラスになるから、と理解してもらっている。家族のためにも式を成功させ、自分自身ステップアップしていきたい」と強い眼差し。家族から同世代、そして藤沢全体へと、大切な「つながり」は広がっていく。