身をもって学んだ
海のボーイスカウト「藤沢海洋少年団」（森清隆団長）の団員23人は６月28日、江の島湘南港内で着衣訓練を行った。日ごろ海上で行っている訓練中に不意に落水した事態を想定して実施されたもの。
ライフジャケットを着用し、事前に海上保安庁湘南海上保安署職員から落水時の注意を受けた団員らは、２隻のボートで湘南港を出港。保安署職員が海中で見守る中、溺水者役の団員は船から海へと飛び込み、「助けて」と大きな声で救助を求めた。船から投げ入れられた、ひも付きのペットボトルを掴み、船へと無事引き上げられた。
今回初めて参加した団員は、海の深さや水際とは異なる波の力を体感し、驚いていた。
森団長は「団員は通常の訓練では、落水しないように心掛けているが、救助のプロに教わる、こうした訓練は貴重な体験になったと思う」と話した。
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