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藤沢 社会

公開日:2015.10.23

市議対象に薬物乱用防止講習
藤沢ライオンズクラブ
危険ドラッグは「毒」

  • 市議会議員を前に「子どものころからの啓蒙が大事」と訴える講師の広瀬氏

 藤沢市役所市議会議場で10月16日、2015年藤沢市議会議員厚生会議員研修事業として「危険ドラッグ等薬物乱用防止講習会」が開催された。

 講師には藤沢ライオンズクラブ(櫻井貴裕会長)の薬物乱用防止教育認定講師である広瀬繁氏が招かれた。同クラブでは青少年健全育成の一環として学校を訪問し、薬物乱用防止講習を行ってきた。同認定講師は3年に1回の免許更新を実施、最新の情報を提供している。講演会で「危険ドラッグは一言でいうと『毒』。絶対にやってはいけない」と訴え続けている。

 冒頭で広瀬氏は「かつては合法ドラッグ、脱法ドラッグと呼ばれていた危険ドラッグは昨年の法改正により、売っても、買っても、使っても逮捕され、ほぼ100%有罪になる」と説明。危険ドラッグは1990年ころから若者を中心に広がり、事件、事故の温床となっていったが、規制するための法整備が追い付いていかなかったというのが実情だったという。

 昨年6月に37歳の男性が池袋の路上で歩行者を次々とはね、犯人が意識を失って泡を吹いた事件をはじめ、同年12月に世田谷で32歳の男性が女性をナイフで刺し、逮捕された際にテレビカメラに向かってVサインをし「シェシェシェのシェー」という奇声を発したニュースなどを例にあげ、ドラッグの危険性を訴えた。

 広瀬氏は「法規制や取締りの強化には限界がある。子どものころからの啓蒙が重要と考える。地域のリーダーである市議の皆さんに『薬物乱用は絶対だめ』ということを、今よりもっと大きな声で叫んでもらいたい」と力を込めた。

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