市漁業協同組合と市農業水産課は3月28日、鵠沼海岸でハマグリの稚貝の放流会を開催した。市内の水産業への市民の理解を深めてもらおうと、2001年から放流会を続けている。
例年参加希望者が多く、今年は市内の親子連れ約150人が体験。浜辺に集まった親子は、6cmほどの稚貝を入れたバケツを手に、「大きくなーれ」の掛け声で一斉に放流した。この日、親子が投げた稚貝は約90kg。このほか組合員らが船で約100m沖合に放した分も含め約600kgを放流した。
辻堂小の天野モーリス君(11)は「初めて参加した。投げやすい重さだった」と笑顔で話した。同組合によると、以前水質汚染の影響で一時ハマグリが激減したが、稚貝放流を続けた結果、生息数が年々拡大。獲るころには10cmほどに育っていて、市内では毎年1・5tほどは漁獲されるという。
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